(もn )²のビブリオトーク-読書特集vol.1-

こんにちは。(もn )²です。

 今回は新しい連載記事企画にチャレンジしてみます。テーマは読書です!

 読書の話ではおすすめの本や読書習慣をつける工夫が語られがちですが、自分に合った本の選び方を教えてもらう機会は少ないのではないでしょうか?

 私の読書遍歴は「あとがきにかえて」に書きましたが、その中で本の選び方を色々と試行錯誤してきました。

 というわけで、今回は本の選び方について、メリット・デメリット、その選び方が向いている本のジャンルの観点から11通り、紹介していきたいと思います!

 ちなみに紹介している順番はお手軽度で並べています(1は試しやすく、11に近づくにつれて読書習慣が必要)。

・本の選び方
 

1.自分の好きな作家やテーマの本を選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

 これが1番オーソドックスな選び方ですね。非常にシンプルです。

自分の好きな本を読む!

【メリット】

・自分の好きな作家やテーマなので、読書が捗る。

・読書のモチベーションを高く保つことができる。

【デメリット】

・読むジャンルに偏りができ、読書習慣がたこつぼ化する可能性がある。

・自分の読書習慣を他の人と交流する時に趣味が合わないと話が広がらず、困ってしまうことがある。

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

 

※これ以降は自分の好きな作家やテーマは特にない場合の本の選び方です。

 

2.実写化された本を選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

 これはこれから読書習慣を始めようという方、映画やドラマが好きな方におすすめの選び方です。

【メリット】

・実写化される本は筋書きがしっかりしていて、話の展開が分かりやすく、面白いものが多い

・映画などを観てから本を読むので、内容を想像しやすい

【デメリット】

・人気の映画などの原作の場合、すぐに手に入らない場合がある

・実写化された作品がシリーズ物であった場合、読書するのに少し根気が必要

【この選び方が向いているジャンル】

小説、マンガ

 

3.ネットなどの口コミや書評を参考に選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

 これもこれから読書習慣を始めようとする方におすすめの選び方です。

【メリット】

・ベストセラーやロングセラー本を選ぶ指標になるので、面白い本が揃っている

・他の人と意見交流しやすい

・予め内容を予想してから買うことができる

【デメリット】

・強烈なネタバレを食らう可能性がある

・自分にとって面白い本に出会えるかどうかは運次第である

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

 

4.本の表紙のイラストで選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

  本の表紙は様々なデザインが施されていますね。いわゆるCDなどを「ジャケ買い」をすることと同じ選び方です。読書する冊数をとにかく増やしたい方におすすめです。

【メリット】

・本棚においておくだけで楽しい。

積ん読の罪悪感が薄れる。

・ジャンルにこだわらずに本を選ぶことができる。

・本の内容に挫折しても「ジャケ買いだったから」という理由ができるので、罪悪感が少ないままで次の本にチャレンジできる。

【デメリット】

・自分に合わない本に出会う可能性がある。

・本の表紙と内容が全く関係ないときがある。

【この選び方が向いているジャンル】

小説、ビジネス書、ライフハック系の本、雑誌、マンガ

 

5.本の目次を読む(お手軽度☆☆☆☆)

 本の目次には内容のエッセンスが多分に含まれています。なるべく早く、自分が欲しい本を正確に選びたいときにおすすめです。

【メリット】

・慣れてくると本の内容の6割近くを把握できる

・自分が欲しい本に出会える可能性が高まる

【デメリット】

・本を選ぶ時間が少しかかる

・小説やドキュメンタリーには不向き

【この選び方が向いているジャンル】

ビジネス書、新書、ハウツー本

 

6.本の帯や背表紙に書いてあるあらすじを読んでから選ぶ(お手軽度☆☆☆☆)

 一般に書店で売られている本にはその本の魅力が短くまとめられた帯がついていたり、本の背表紙に簡単なあらすじが乗っていたりします(写真参照)。それを見て自分が読めそうだと思う本を選びます。

【メリット】

・自分好みの本に出会える確率が上がる。

・背表紙に本の内容が整理されているので、話の展開を整理しながら読める。

【デメリット】

・特に推理小説は強烈なネタバレをされる可能性がある。

・本の内容に先入観を持ってしまい、その本の面白さが半減する可能性がある。

【この選び方が向いているジャンル】

小説、ライフハック系の本

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本の選び方4. 例

 

7.タイトルに興味をもった本を選ぶ (お手軽度☆☆☆)

 これは3.と少し似た選び方です。見出しの通り、図書館や書店の本棚をザッと眺めて気になったタイトルの本を読む選び方です。タイトルから本の内容を予測するとより効果が増します。

 読書習慣があり、読むジャンルにマンネリを感じ出した人におすすめです。

 【メリット】

・色々な種類の本に出会える

・慣れてくるとタイトルからある程度内容が予想できる

・ビジネス書を選ぶときに有効

【デメリット】

・思った内容と違う本で挫折する

・タイトルがネタバレになっている可能性がある

【この選び方が向いているジャンル】

ビジネス書、短めの新書

 

8.本の冒頭、もしくはあとがきを少し読む(お手軽度☆☆☆)

 これは主に小説の選び方です。本の文体や表現にこだわりのあるような方や、小説をよく読む方におすすめです。

 【メリット】

・その作者の文体の癖や、情景の描き方が分かるので自分好みの作家に出会える可能性が高まる。

・あとがきを読めば作品のあらすじと魅力が一度に分かるので、その本をより楽しめるようになる。

【デメリット】

・あとがきで強烈なネタバレをされる可能性がある。

・立ち読みする時間が長くなりがちなので、程よいところで購入を決断しなければならない。

・好きな作家があまりない人には不向き

【この選び方が向いているジャンル】

小説、新書

 

9.友達が読んだ本を読む (お手軽度☆☆☆)

 読書好きの友達がいる人におすすめの選び方です。この選び方は読書ができるだけでなく、友達との親交を深めたり、共通の話題で盛り上がったりと読書以外のメリットも大きいです。

【メリット】

・自分が普段選ばないような本に出会える。

・友達と共通の話題ができて仲良くなれる。

・友達の興味・関心に触れることができる。

・自分のおすすめの本も紹介しやすい。

【デメリット】

・読書習慣のある友達がいないと成立しない。

・借りた本が自分の趣味に合わない可能性もある。

・あくまで本を借りているので読み終わる期限がある。

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

 

10.読んだ本の参考文献になっている本を読む(お手軽度☆☆)

 これはタイトル通り、自分が読んだ本の参考文献になっている本を読む選び方です。すでにある程度の読書習慣があって、幅広いジャンルを多読する力をつけたい方におすすめです。

【メリット】

・参考文献をたどっていくうちに予想外の良本に出会える。

・多読・乱読の習慣を強化しやすい。

・幅広いジャンルの本を網羅できるので、博識になれる。

・参考文献の本を読むことで元々読んでいた本の理解がより一層深まる。

【デメリット】

・好きなジャンルにこだわりのある人には不向きである。

・自分好みの本に出会える確率は減るため、ある程度の読書習慣がないと挫折しやすい。

・参考文献だからといって元々読んでいた本の内容と密接な関係があるかどうかはわからない。

【この選び方が向いているジャンル】

ビジネス書、新書、ハウツー本

 

11.あらかじめ読む本のジャンルを決め魅力的に感じた本を選ぶ(お手軽度☆)

 これは私が1番やる選び方です。説明が難しいのですが、本棚をザッと見渡して「これだ!!」と思う本を直感で選んでいきます。そのため、あまり人にはお勧めしない選び方です(笑)。

【メリット】

・自分の直感に従って選ぶので自分に向いている本に出会える確率が上がる。

・選ぶ時間が短くて済む。

・読みたいジャンルはその時の気分によるので幅広く本のジャンルを網羅できる。

【デメリット】

・本を選ぶときに直感を働かせるのだが、それがかなり難しい。

・自分の読書に関するアイデンティティが確立していないと選べない。

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

・おわりに

 いかがでしょうか?この11個の中で自分でもできそうだなという選び方を見つけられたり、読書習慣を改善するヒントになれば幸いです。また別な本の選び方があればコメントください!随時こちらに追記していきます!ちなみに今回は趣向を変えてPCから投稿してみました(笑)。以下は私の読書遍歴です。

・あとがきにかえて〜私の読書バックグラウンド〜

  • 小学4年生:読書に目覚める。きっかけは『ズッコケ三人組』シリーズにハマったことから。

 

  • 小学6年生〜中学3年生:1日1時間のゲームが終われば暇な時間は読書か、勉強かの2択だったため、勉強をしたくないときはひたすら読書するようになる。正確な年間読破冊数は覚えていないが、図書室で貸し出しできる冊数が増えるプレミアムカードが欲しくて10日ほどで10000ページを読破していた。また、中学校では特定の1か月間に読破したページ数が1番多い人に図書カードがもらえるイベントがあり、中学2年生のときには1か月で150冊以上読んだ記録が残っている。

 

  • 高校生:スマホを持ち始め、やや読書時間が減った。読書スタイルは小中学校から特に変えておらず、読書記録は特につけないで本の内容を覚えるまで読んでいた。特に長期休みの間は図書室の貸し出し冊数が無制限になったことと、下校途中に公共図書館に立ち寄るようになったため、学校のない休日にまとめて読むようになった。中学と同様に1か月に読破したページ数が1番の人に図書カードがもらえるイベント学校あった。その時の記録によれば高校1年生で合計15,315ページ、高校2年生では合計18,666ページ読んでいた。

 

  • 大学生〜現在:読書記録をつけ始める。年間100冊読むことを目標としている。大学3年生のときには年間400冊という自分史上最高読破記録を達成した。以後も1年間で平均200冊ほど読破し続けている。今年の3月には1か月で70冊、これを投稿した6月7日現在には合計137冊読破している。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました!