読書のすゝめ(ビブリオトーク3)~簡単にできる3つの速読術~

こんにちは。(もn)²です。

 ビブリオトーク前回は読書を習慣づける方法を書きましたね。

(参考:https://edumaps.hatenablog.com/entry/2020/06/13/131446

 というわけで今回は読む冊数を増やす方法、すなわち速読術を書いていきます。

 しかも特別な技術を必要としない、タイトル通り「簡単にできる」ものばかりを集めました。これらはすべて小説以外の、実用書やハウツー本、論説文などで有効な方法です。ぜひご参考にしていただければと思います(^^)。

 

 速読術その1 ~例えや比喩表現を飛ばして読む~

 学校の入試などでもよく使える速読術です。例え話や比喩表現はその直前の話を補足する場合がほとんどです。そのため、直前に書かれている分の文意がおおむね理解できていれば例え話などは飛ばして読んでも差し支えありません。

 逆に言えば、その本の内容が分からなくなったときは例え話や比喩表現を中心に読みます。そうすればその本の要点が分かりやすく表現されていますからより手早く本の内容を理解できるようになります。

 

 速読術その2 ~タイトルや目次から内容を予測しておく~

 これは前々回の本の選び方でも紹介しましたね。タイトルや目次から内容を予測しておく方法に慣れてくるとその本の大意を素早く読み取ることができます。なぜならタイトルや目次はその本の大事な部分を凝縮した一文だからです。そしてそれらから内容を予測しておけば問題に対して回答が得られたような状況になるため、文章の理解が早まります。その結果、一冊にかける時間が短くなる、という手法ですね。

 

 速読術その3 ~単語だけ読む~

 これはかなり究極な速読術です(笑)。時間がない中で少しでもインプットしたい人向けですね。その本の単語だけを読んでいく方法です。この読み方の利点は圧倒的に読む時間が早まることです。この読み方のポイントはその本の中でよく出てくる単語を探しながら読むことです。なぜならその単語はそれすなわちその本の要点だからです。

 ただしこの読み方だとその本の文意はくみ取ることが難しいです。単語だけを拾っていくため、例え話やその本の要点とは関係のない単語も含まれていきます。結局のところこの本では何が言いたかったのかということが分かりにくくなりがちです。そのためこの読み方をした本は、時間のある時にでも精読する必要があります。

 あとがきにかえて

 とはいうものの、速読術を磨く方法で最も確実なのは、

「読む冊数を増やして自分の読書の腕を磨いていくこと」です(笑)。

 「腕を磨く」とは要点を抜き出したり、自分なりに要約したり、要するに

「この本はどんな内容でどんな主張がなされており、それに対して自分はどう考えるのか、どう行動につなげるのかということをアウトプットしていく」ことだと私は思っています。

 急がば回れとはよく言ったもので、最大の速読術は「本をたくさん読むこと」......。

本をたくさん読めばそれはつまり百戦錬磨の戦士であるということになりますから、当然本を早く読むことができます(笑)。

 読書とは奥の深い、そして飽くなき探求を要する趣味の一つだなあと痛感しますね。

 また良い速読術を見つけ次第、続報として書いていきます。

 それからいつものごとく、皆さんからのご意見や別な速読術も随時募集しております!コメント欄や各SNS、ご対面したときなど、いつでもお待ちしております(^^)。

 

 

【部門別】大阪・東京おすすめラーメン店2020

 こんにちは。(もn)²です。

今回はTwitterでのリクエストにお応えしてラーメンにピックアップした記事です。

 私は今まで大阪と東京を中心に約500杯(直近2年間合計)、時には1日に6杯食べるほどのラーメン好きです。否、体の65%ラーメンでできているといっても過言ではないくらいにラーメンが大好きです。(笑)

今回はその中でおすすめのラーメン店を部門別にレビューしていきたいと思います。なお、食べログのリンク、自分が食べたラーメンの写真もできるだけ張り付けておきますので、お気に召された方はぜひ行ってみてください!!(ダイレクトマーケティング

※部門別とは「塩」や「醤油」といったスープのベースのことを指します。

※大阪と東京以外にも沢山のラーメンの名店がありますが、今回は私がラーメンを食べることが多いこの2地域に絞った記事を書きます。ほかの地域の絶品ラーメンはまた今度書きます。

 

【部門別】大阪・東京おすすめラーメン店2020

【塩ラーメン】 らーめん颯人(大阪・南森町

 シンプルな塩ラーメンでありながら、鶏と魚介の絶妙なコクがあります。麺は細めのストレートでつるりとした喉ごしが楽しい一杯です。そして味玉にも鶏ガラで独特の味付けがされており、この塩ラーメンの鶏のうまみをさらに引き立たせる逸品でした!

途中で感じられる柚子のさわやかなアクセントもgoodです(^^)。

 

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 食べログリンク:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27083921/

【醬油ラーメン】 麦と麺助(大阪・中津)

 醤油だけれども塩辛くない、豆本のうまみが感じられるお醤油の凄さがスープにも表れていました。そんなお醤油の奥にある出汁のうまみもまさに絶品!!そしてこのお店の一番の良さはメンマ!!その極上の醤油の味がしみ込んだ、噛めば噛むほどラーメンの味も深まる良いメンマです(^^)。

 

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食べログリンク:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27104891/

【豚骨ラーメン】 御天(東京・井草など)

 こちらはチェーン店ではありますが、とんこつの程よい脂身と細く少し硬めのストレート麺が合わさって豚骨だけれどもさっぱりとした後味が感じられるお店です。またラーメンの脂分が少し甘めなこともあって、辛口の日本酒と一緒にいただくとよりスープのコクが増します。豚骨の匂いもそんなにきつくないのでお勧めです(^^)。

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食べログリンク:https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132104/13000648/

【みそラーメン】 みつか坊主 醸(大阪・梅田)

 このお店は味噌(みそ)にただならぬこだわりを持っています!一番おいしかったのは桜チップで燻製された味噌のラーメンでした(期間限定だったので今もあるかはわかりませんが)。それ以外でおススメの一杯は白味噌らーめん」です。お米のような甘みと魚介系のスープの甘みがマッチして、味噌ラーメン特有のまったり感と絶妙な塩味が楽しめます。また具材の一つの柚子入りつくね串とスープを一緒に食べることで、京都の料亭のお雑煮のような上品なうまみを味わえるのもおススメポイントです(^^)。

 

ホームページリンク:https://mitsukabose.com/kamoshi

【辛味ラーメン】 味噌麺処 花道(東京・野方)

 辛い味のラーメンで美味しかったのはここの辛味噌ラーメン」ですね。しっかりとした唐辛子の辛味とそれに負けない味噌の甘み・旨みが合わさって、辛いんだけれどもスープを飲み干したくなるような中毒性があります!またおススメの付け合わせはチンピラ玉子です。これを追加してラーメンに浮かべることによって、より辛くなることに加えて玉子の黄身のふんわりした甘さがあいまってラーメンのコクが増すので、是非やってみてください(^^)。

 

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ホームページリンク:https://cc-lab.jp/hanamichi/

【つけ麺】 麺乃家(大阪 上本町・西天満

 特にこのお店のつけ麺は衝撃でしたね。「こんなにさっぱり食べられるつけ麺があるんだ!!!」と(笑)。こってりした醤油タレにすだちの酸味を自分で足していくスタイルですが、すだちを足したとたんにすまし汁のような上品さが出て、最後に割り出汁を頼んでスープを飲んだ時にはそれで雑炊を作りたくなりました(^^)。

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食べログリンク:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270205/27000948/

【担々麺】 南修軒(大阪・大東市

 豆板醬や山椒といった中華系スパイスがとても濃厚に、ただしくどくなり過ぎない程度にしっかりと効いた担々麺です。ラー油を自分で足すこともできるので自分好みの辛さ・旨さに仕上がるところも評価が高いです。ちなみに私のおススメは最初はスタンダードな辛さを楽しんで中盤くらいにラー油を二回しくらいかける食べ方です。ラー油の独特の辛みがアクセントになってより箸が進みます(^^)。

 

 食べログリンク:https://tabelog.com/osaka/A2707/A270704/27043784/

【鶏白湯】 鶏そば十番156(東京・麻布十番など)

 このお店の一押しは何といっても「純鶏あおさそば」です!コラーゲンをそのまま飲んでいるかのような濃厚さと、その奥でほんのり甘い野菜の出汁の旨みとがあいまった絶品鶏白湯スープにあおさの塩味が良いスパイスになって、素晴らしいコラボレーションを醸し出しています。味玉が標準でついているのも嬉しいポイントです(^^)。

 

 食べログリンク:https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13168206/

【変わり種系ラーメン】 鯛白湯らーめん 〇 de ▽(大阪・新大阪駅

 鶏白湯のしょうにこちらは鯛で白湯スープを作るお店です。まるで鯛の身をそのまま食べているかのような濃厚でとても美味しいスープです!細めの麺もよく絡み、時間が経つにつれて麺にまで鯛のエキスが吸収されるのでいつまでも楽しめる逸品となっています。このお店でおすすめなのが、ラーメンの締めにご飯を頼み、スープで雑炊にする食べ方です。ご飯に鯛の旨みや甘みが凝縮されて史上類を見ないほど濃厚で美味しい鯛雑炊が完成するので、ラーメンの後でも大満足な仕上がりになります(^^)。

 

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食べログリンク:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270301/27107953/

【あとがき】

 今回は黒醤油系ラーメンや二郎系ラーメン、家系ラーメンなどのその他の主要なラーメン部門は記述できませんでした。理由は私自身、最近になってそれら3つのラーメンを開拓し始めたためです(笑)。それら3つの系統は一杯食べた時の満足度が大きいので中々1日にたくさん回ることができないんですよね。もっと自分の胃袋を鍛えないとですね......(笑)。

 私の中でラーメン情報がアップデートされ次第、そして黒醤油系ラーメンや二郎系ラーメン、家系ラーメンのお店を開拓でき次第、またラーメン記事を書きますね!!

 

 また皆さんのおすすめラーメン店も随時募集しております!ブログのコメントや各SNSでもどこでもいいので、是非行ってほしいラーメン店やラーメンの系統などを教えていただければ嬉しいです(^^)。おすすめいただいたお店には絶対に行きます!

 

 

 

読書のすゝめ(ビブリオトーク2)〜活字が苦手な方向け〜

 こんにちは。(もn )²です。

 

 前回は本の選び方を書きましたね。

しかしながら私はこうも思うわけです。

 

いや、活字が苦手な人はそもそも本を選ばないよ!!

 

 というわけで今回は読書習慣(月に数冊読む程度)につながる方法論を書きますね。笑笑

 

・読書を習慣つける要点

  1. 図書館で借りて本を読む
  2. とにかく毎日、少しの時間やページ数でいいから読む
  3. 合わない本に出会ったらさっさと諦めて次の本にいく

 

・上記の解説

はじめの一歩は簡単です。

図書館で本を借りてくる!

自分が読みやすい本を探すのはとても難しいです。

この世界にはたくさんの本があります。

色んな作家や、内容、文体のクセ、色んな分野の本が溢れかえっていると言っても過言ではありません。

そのため、読書の習慣をこれからつける人にはデパートの試食のように、図書館で色々な本を「試読」する選び方がいいと思います。もちろん、選ぶ本は、自分の趣味や、関心事に近い、内容に共感しやすい本をおすすめします。

 

ではその次。

1日1ページだけでいいから、とにかく読む!

 あるいは時間で区切ってもいいかもしれませんね。

1日5分、「トイレにいる間だけ読む」みたいな感じです。笑笑

 マラソンで例えるならばいきなりフルマラソンの距離を走れというのは無理がありすぎます。そこで、最初は駅から自宅まで走るとか、次の信号まで走るとか、とにかくスモールステップです。

それを毎日繰り返せば、そのうち1ページや5分では物足りなくなってくるでしょう。

 その時のその感覚が読書を習慣にする大チャンスです!

少しずつ、読むページ数や時間を増やしていきます。1ページが2ページに、2ページが4ページに。

単純に計算すれば文庫本は短いもので約200ページほどですから4ページずつ読めるようになれば1ヵ月半ほどで読了できます。

 1冊読了できたときの達成感を味わえたなら、きっと次の1冊を読みたくなっているはずです!

 

 そして最後が何より大事です。 

もし選んだ1冊を読むのが辛くなってきたら、そのときはさっさと諦めて次の本にいきましょう!

 読みたくない本をずっと読まされている。それはただの苦痛です。笑

 読書の世界に決まった法律やルールはありません。自分の気に入った本を好きなように、好きなだけ、好きなときに、読む。これを心がけていけば、いつの間にか読書が楽しくなっているはずです!

 

いかがでしょうか?これはあくまで読書を習慣にするきっかけの一つです。先程も書いたように、

読書の世界に決まった法律やルールはありません。笑

焦らずにゆっくり、読書に慣れていただければ幸いです!!!

 

また、疑問質問、異議反論、その他ありましたら是非、コメントにお願いします(^ ^)

(もn )²のビブリオトーク-読書特集vol.1-

こんにちは。(もn )²です。

 今回は新しい連載記事企画にチャレンジしてみます。テーマは読書です!

 読書の話ではおすすめの本や読書習慣をつける工夫が語られがちですが、自分に合った本の選び方を教えてもらう機会は少ないのではないでしょうか?

 私の読書遍歴は「あとがきにかえて」に書きましたが、その中で本の選び方を色々と試行錯誤してきました。

 というわけで、今回は本の選び方について、メリット・デメリット、その選び方が向いている本のジャンルの観点から11通り、紹介していきたいと思います!

 ちなみに紹介している順番はお手軽度で並べています(1は試しやすく、11に近づくにつれて読書習慣が必要)。

・本の選び方
 

1.自分の好きな作家やテーマの本を選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

 これが1番オーソドックスな選び方ですね。非常にシンプルです。

自分の好きな本を読む!

【メリット】

・自分の好きな作家やテーマなので、読書が捗る。

・読書のモチベーションを高く保つことができる。

【デメリット】

・読むジャンルに偏りができ、読書習慣がたこつぼ化する可能性がある。

・自分の読書習慣を他の人と交流する時に趣味が合わないと話が広がらず、困ってしまうことがある。

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

 

※これ以降は自分の好きな作家やテーマは特にない場合の本の選び方です。

 

2.実写化された本を選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

 これはこれから読書習慣を始めようという方、映画やドラマが好きな方におすすめの選び方です。

【メリット】

・実写化される本は筋書きがしっかりしていて、話の展開が分かりやすく、面白いものが多い

・映画などを観てから本を読むので、内容を想像しやすい

【デメリット】

・人気の映画などの原作の場合、すぐに手に入らない場合がある

・実写化された作品がシリーズ物であった場合、読書するのに少し根気が必要

【この選び方が向いているジャンル】

小説、マンガ

 

3.ネットなどの口コミや書評を参考に選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

 これもこれから読書習慣を始めようとする方におすすめの選び方です。

【メリット】

・ベストセラーやロングセラー本を選ぶ指標になるので、面白い本が揃っている

・他の人と意見交流しやすい

・予め内容を予想してから買うことができる

【デメリット】

・強烈なネタバレを食らう可能性がある

・自分にとって面白い本に出会えるかどうかは運次第である

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

 

4.本の表紙のイラストで選ぶ(お手軽度☆☆☆☆☆)

  本の表紙は様々なデザインが施されていますね。いわゆるCDなどを「ジャケ買い」をすることと同じ選び方です。読書する冊数をとにかく増やしたい方におすすめです。

【メリット】

・本棚においておくだけで楽しい。

積ん読の罪悪感が薄れる。

・ジャンルにこだわらずに本を選ぶことができる。

・本の内容に挫折しても「ジャケ買いだったから」という理由ができるので、罪悪感が少ないままで次の本にチャレンジできる。

【デメリット】

・自分に合わない本に出会う可能性がある。

・本の表紙と内容が全く関係ないときがある。

【この選び方が向いているジャンル】

小説、ビジネス書、ライフハック系の本、雑誌、マンガ

 

5.本の目次を読む(お手軽度☆☆☆☆)

 本の目次には内容のエッセンスが多分に含まれています。なるべく早く、自分が欲しい本を正確に選びたいときにおすすめです。

【メリット】

・慣れてくると本の内容の6割近くを把握できる

・自分が欲しい本に出会える可能性が高まる

【デメリット】

・本を選ぶ時間が少しかかる

・小説やドキュメンタリーには不向き

【この選び方が向いているジャンル】

ビジネス書、新書、ハウツー本

 

6.本の帯や背表紙に書いてあるあらすじを読んでから選ぶ(お手軽度☆☆☆☆)

 一般に書店で売られている本にはその本の魅力が短くまとめられた帯がついていたり、本の背表紙に簡単なあらすじが乗っていたりします(写真参照)。それを見て自分が読めそうだと思う本を選びます。

【メリット】

・自分好みの本に出会える確率が上がる。

・背表紙に本の内容が整理されているので、話の展開を整理しながら読める。

【デメリット】

・特に推理小説は強烈なネタバレをされる可能性がある。

・本の内容に先入観を持ってしまい、その本の面白さが半減する可能性がある。

【この選び方が向いているジャンル】

小説、ライフハック系の本

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本の選び方4. 例

 

7.タイトルに興味をもった本を選ぶ (お手軽度☆☆☆)

 これは3.と少し似た選び方です。見出しの通り、図書館や書店の本棚をザッと眺めて気になったタイトルの本を読む選び方です。タイトルから本の内容を予測するとより効果が増します。

 読書習慣があり、読むジャンルにマンネリを感じ出した人におすすめです。

 【メリット】

・色々な種類の本に出会える

・慣れてくるとタイトルからある程度内容が予想できる

・ビジネス書を選ぶときに有効

【デメリット】

・思った内容と違う本で挫折する

・タイトルがネタバレになっている可能性がある

【この選び方が向いているジャンル】

ビジネス書、短めの新書

 

8.本の冒頭、もしくはあとがきを少し読む(お手軽度☆☆☆)

 これは主に小説の選び方です。本の文体や表現にこだわりのあるような方や、小説をよく読む方におすすめです。

 【メリット】

・その作者の文体の癖や、情景の描き方が分かるので自分好みの作家に出会える可能性が高まる。

・あとがきを読めば作品のあらすじと魅力が一度に分かるので、その本をより楽しめるようになる。

【デメリット】

・あとがきで強烈なネタバレをされる可能性がある。

・立ち読みする時間が長くなりがちなので、程よいところで購入を決断しなければならない。

・好きな作家があまりない人には不向き

【この選び方が向いているジャンル】

小説、新書

 

9.友達が読んだ本を読む (お手軽度☆☆☆)

 読書好きの友達がいる人におすすめの選び方です。この選び方は読書ができるだけでなく、友達との親交を深めたり、共通の話題で盛り上がったりと読書以外のメリットも大きいです。

【メリット】

・自分が普段選ばないような本に出会える。

・友達と共通の話題ができて仲良くなれる。

・友達の興味・関心に触れることができる。

・自分のおすすめの本も紹介しやすい。

【デメリット】

・読書習慣のある友達がいないと成立しない。

・借りた本が自分の趣味に合わない可能性もある。

・あくまで本を借りているので読み終わる期限がある。

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

 

10.読んだ本の参考文献になっている本を読む(お手軽度☆☆)

 これはタイトル通り、自分が読んだ本の参考文献になっている本を読む選び方です。すでにある程度の読書習慣があって、幅広いジャンルを多読する力をつけたい方におすすめです。

【メリット】

・参考文献をたどっていくうちに予想外の良本に出会える。

・多読・乱読の習慣を強化しやすい。

・幅広いジャンルの本を網羅できるので、博識になれる。

・参考文献の本を読むことで元々読んでいた本の理解がより一層深まる。

【デメリット】

・好きなジャンルにこだわりのある人には不向きである。

・自分好みの本に出会える確率は減るため、ある程度の読書習慣がないと挫折しやすい。

・参考文献だからといって元々読んでいた本の内容と密接な関係があるかどうかはわからない。

【この選び方が向いているジャンル】

ビジネス書、新書、ハウツー本

 

11.あらかじめ読む本のジャンルを決め魅力的に感じた本を選ぶ(お手軽度☆)

 これは私が1番やる選び方です。説明が難しいのですが、本棚をザッと見渡して「これだ!!」と思う本を直感で選んでいきます。そのため、あまり人にはお勧めしない選び方です(笑)。

【メリット】

・自分の直感に従って選ぶので自分に向いている本に出会える確率が上がる。

・選ぶ時間が短くて済む。

・読みたいジャンルはその時の気分によるので幅広く本のジャンルを網羅できる。

【デメリット】

・本を選ぶときに直感を働かせるのだが、それがかなり難しい。

・自分の読書に関するアイデンティティが確立していないと選べない。

【この選び方が向いているジャンル】

オールジャンルで活躍する

・おわりに

 いかがでしょうか?この11個の中で自分でもできそうだなという選び方を見つけられたり、読書習慣を改善するヒントになれば幸いです。また別な本の選び方があればコメントください!随時こちらに追記していきます!ちなみに今回は趣向を変えてPCから投稿してみました(笑)。以下は私の読書遍歴です。

・あとがきにかえて〜私の読書バックグラウンド〜

  • 小学4年生:読書に目覚める。きっかけは『ズッコケ三人組』シリーズにハマったことから。

 

  • 小学6年生〜中学3年生:1日1時間のゲームが終われば暇な時間は読書か、勉強かの2択だったため、勉強をしたくないときはひたすら読書するようになる。正確な年間読破冊数は覚えていないが、図書室で貸し出しできる冊数が増えるプレミアムカードが欲しくて10日ほどで10000ページを読破していた。また、中学校では特定の1か月間に読破したページ数が1番多い人に図書カードがもらえるイベントがあり、中学2年生のときには1か月で150冊以上読んだ記録が残っている。

 

  • 高校生:スマホを持ち始め、やや読書時間が減った。読書スタイルは小中学校から特に変えておらず、読書記録は特につけないで本の内容を覚えるまで読んでいた。特に長期休みの間は図書室の貸し出し冊数が無制限になったことと、下校途中に公共図書館に立ち寄るようになったため、学校のない休日にまとめて読むようになった。中学と同様に1か月に読破したページ数が1番の人に図書カードがもらえるイベント学校あった。その時の記録によれば高校1年生で合計15,315ページ、高校2年生では合計18,666ページ読んでいた。

 

  • 大学生〜現在:読書記録をつけ始める。年間100冊読むことを目標としている。大学3年生のときには年間400冊という自分史上最高読破記録を達成した。以後も1年間で平均200冊ほど読破し続けている。今年の3月には1か月で70冊、これを投稿した6月7日現在には合計137冊読破している。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 

 

ご報告。

こんにちは。お久しぶりです、(もn )²です。

 「ご報告」などという大層なタイトルをつけましたが内容は至ってシンプルです。笑

 ズルズルと先延ばしにする話でもなければ、ひた隠しにして生きるような話でもないのでサクッと書きますね(嘘です、めちゃくちゃ緊張しています。笑)

 

 私、(もn )²はこの度、HSPであることADHDの傾向があることが判明いたしました。

 

 まずは経緯の説明からです。

 私は子どもの頃から授業で見せられるビデオやテレビドラマ、映画の登場人物の感情が移ることが多かったです。また世相に応じて明るいニュースが多い年や暗いニュースが多い年がありますが、私はそのようなニュースの話題(特に実際に経験した方がお話しているニュース)にも感情が揺さぶられて体調に如実に現れていました。そして高校生の頃に精神的に辛い時期があってから、とある心療内科にかかるようになりました。それ以降も体調が悪くなってくるたびに相談しに行っていました。

 また私はケアレスミスや衝動買いを繰り返したり、空想に夢中になって話を聞きそびれたり、逆に衣食住をなおざりにしてしまうほど何かに集中したりすることも子どもの頃から多かったです。そのため、特にアルバイトをするようになってから困ったり、上手にできなかったりする部分が目立つようになりました。そのような場合も同じ心療内科で相談に乗ってもらっていました。

 そのため昨今の新型コロナ関連ニュースが続くにつれて体調が悪くなり、この4月中旬にその心療内科を受診しました。

 その結果が今回のご報告です。医師からは

「(もn )²さんには言っておくね。今まで色々と困ったり辛かったりしただろうけど、それは(もn )²さんの努力不足のせいではないです。(中略)多分、聞いたことあるかもしれないけれど、(もn )²さんの脳は軽いADHDの傾向があって、HSPという個性があります。」と告げられました。

 以下はその医師とのやり取りの中で分かった私の特性です。とは言え、そんな大袈裟なものではなく、私の良いところ、困ってしまうところくらいに捉えていただければ幸いです。笑

(※このブログはあくまで一個人の個性の話であるため、全てのADHDHSPに当てはまるといったテストのようなものではありません。ADHDHSPと一口で言っても、人それぞれ性格や見た目が違うように様々な特性があります。詳細が気になる人はまた別なメディアで調べてください。笑)

 

・私の良いところ

  • 感受性豊か
  • 好奇心旺盛
  • 粘り強い
  • 空想力が強い
  • 特に音や匂いに敏感である
  • 文章の行間を読むことが得意(文章の言語の種類は問わない)
  • 物事を何度も確認するので細かいところに気づくことができる
  • イデアがたくさん浮かびやすい
  • ちょっとした変化にも気づく
  • 頭の中で勝手に連想ゲームが始まる

発想の転換や、物事を関連付けて考えることが得意

  • 人の気持ちに共感するのが得意

⇒誰かの気持ちに真摯に向き合うことができる

  • 行動が速い、かつ、物事を深く考えられる

⇒先を見通した行動を素早くできる

  • 色々な物事にチャレンジするだけでなく、一定の期間に強いこだわりと深い関心を寄せる

⇒博識になる可能性を秘めている

 

・私の困ってしまう時

  • 完璧主義になりがち
  • 衝動買いが多い
  • 時間の見込みが甘い
  • 大きな音や食べ物・化粧品の強い匂いが苦手
  • 考え事→夜眠れない→寝坊のループをしがち
  • 特に感情が昂ったときに喋りすぎる
  • 他の人の発言に聞き入ったり、自分の発言に慎重になったりするため、発言するタイミングが分からなかったり、逃したりする
  • 打ち間違いや計算間違いのような小さなケアレスミスがよくある
  • 空想や考え事に夢中で話を聞きそびれたり、挨拶に気づかなかったりすることがある
  • 時間を忘れるほど没頭してしまうので、生活リズムが崩れたり、かなり近くで呼ばれないと気がつかない
  • 映画やドラマ・アニメを最後まで観続けることが苦手

⇒登場人物の感情に揺さぶられて辛くなったり、音楽や俳優に気を取られて内容が分からなくなったりするため

  • 頭の中で勝手に連想ゲームが始まる

⇒突然思い出し笑いをしたり、感情の切り替えが遅くなったり、話の展開についていけなくなったりする

  • 人混み、特に立食パーティーのような同じ場所で複数の会話がされているところにおいて、色々な会話に注意が向いてしまう

⇒自分と一緒に会話している相手の声が聞き取りづらい

  • 変化や刺激に無意識にストレスを感じている一方で、変化や刺激が欲しくて沢山の予定を詰めすぎる

⇒休息が少ないことが原因で体調を崩しやすい

  • 他人の感情が自分の心に響く頻度・度合いが多い・大きく、気疲れしやすい

⇒感情の振れ幅が大きく、自分でもコントロールできないことがある

  • 上記のような様々な失敗をしたときに深く落ち込んだり、後悔したり、考え込んだりして自分を強く責めてしまう

 

・困り事への対処法

  • 「とりあえず」を心がける
  • 言いたいことの前に一呼吸だけおく。そしてどんな場合でもひとまず発言する
  • 買いたくなったものはその翌日に改めてサイトetcを見てから決める
  • 考え事や自分の趣味に集中する時間を決めてタイマーをセットする
  • 考えや感情が悪い意味で高ぶってきた場合には違うことをしたり、空想したりする
  • 頭の中の空想や連想ゲームを止めるスイッチを用意する(私の場合は手拍子か、頬を軽く叩く)
  • 予定や計画、方法を何通りか考えておき、変更や融通が効くように設定する
  • 予め用意していた計画などが上手くいかなかったときは次の一手を考えて実行ことに集中する
  • 1日に3回、食事の後に予定を確認する「自分ミーティング」の時間をつくる
  • 予定は1日に使える時間から逆算して立てていき、週ごとに休息日を必ず決める

 

 こんな感じです。またしても長くなりました。笑

 今回このように診断を受けたとは言え、これまでの私と何ら変わりませんし、これからも別人のように激変することはないと思います。笑

 ただ1人の個性ある(クセの強い笑)生き物として少しずつ成長・変化しながら、息をして色んなことを感じて学んで、1日1日老いてそして消えていく……そんなよくある人間の一生をこれからも歩んでいくだけです。笑

 診断を受けてひとつだけ変わったことと言えば、私の中で渦巻いていた色んな「生きづらさ」が少し軽くなったことですかね。それが誰かのためになったらめちゃくちゃラッキーですし、誰のためにならなくてもただ1人の「私」のためになったので、まあ、ラッキーですよ。笑

どちらにせよ、自分を知るきっかけが見つかってラッキーだったということで。笑

 今回はこの辺りで失礼いたします。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 次回はそうだな……読書トークにしようかな。笑

暇ですねぇ……ーおうち時間の趣味周回ケイカク

こんにちは。(もn )²です。

 新型コロナが止まらない毎日ですね。苦笑

色んなイベントやライブが中止になって、私も家で暇を持て余しています。笑

 そこで今回ははてなブログのお題の機能を使ってひと記事仕上げてみたいと思います!

 

お題「#おうち時間」 

 ではまず、私のおうち時間(休日の自宅での過ごし方)を書いていきます。

 

パターン① 特に疲れを感じていないとき

8:00  起床、身支度など

 

9:00〜13:00  読書、筋トレ

 

13:00〜14:00 昼ごはん

 

14:00〜18:30  教育や専門分野など、仕事に関する勉強や調べものなど

 

18:30〜19:00  お風呂

 

19:00〜20:00  テレビを観る or テレビゲーム

 

20:00〜21:00 テレビを観ながら晩ごはん

 

21:00〜23:30  語学やプログラミングなど、自分の趣味を兼ねた勉強

 

23:30〜翌4:00(最大)  VTuber配信を見る、スマホゲームをして終わり次第、就寝

 

パターン②  疲れを感じているとき

10:00  起床、身支度など

 

11:00〜13:30 ネットサーフィンをしたりYoutubeを観たりする or 好きなアーティストの曲を耳コピして電子ドラムを叩く

 

13:30〜15:00  昼ごはん、おやつ(専らお菓子とコーヒー)

 

おやつ中〜18:30 語学やプログラミングなど、自分の趣味を兼ねた勉強と、仕事に関する軽い読書

 

18:30〜19:30 お風呂

 

19:30〜21:00 テレビを観ながら晩ごはん、晩酌(最近はウイスキーや日本酒が多い)

 

21:00〜23:00 引き続きお酒を飲みながら、ライブ映像やPVを観て音楽を聴く or スマホ・テレビゲーム

 

23:00〜24:00 目を休める体操とストレッチをして身支度を整えて就寝

 

 大体こんな感じです(だから何だよって話ですが。笑)。

 元々インドアな趣味は割とある方だったので暇とは言え、それなりに充実したおうち時間を過ごせています。

 

 しかし悩ましいのが、その配分。とくに趣味の時間でやりたいことが渋滞しています。笑笑

 それが心苦しくて、今年の3月ごろに趣味の断捨離をしようと画策したのですが上手くいかなかったです。むしろ色々な人と出会う機会が増えて自分の趣味がさらに増えてしまいました。笑

 また私がたくさん趣味があることによって初対面の人とも何らかの共通項を持てて、結果的に仲良くなれることもあるので中々どの趣味もやめられそうにないですし、これからもまだまだ自分の趣味が増えていくんだろうなと思います。笑笑

 

 趣味の時間の上手な配分の仕方、及び、私の分身を作る方法を誰かに教わりたい with コロナの春です……。苦笑

 

 

親もただの人間だ。偶然会ったただの他人だ。

こんにちは。ふじもnです。

 

 今回は少しセンセーショナルなタイトルですね。笑

 

 突然ですが、皆さんにとって親とはどんな存在でしょう?

--相談相手、大切な人、嫌いな人、関わりたくない人……色々な所感をお持ちかと思います。

 

 では私は親をどう捉えているか?

結論から言えば「偶然巡り合ったただの人間」です。我ながら超ドライだと思いますし、この捉え方は勿論、賛否両論あると思います。

 

今回はそう思うようになった背景を書いていきます。というのもここ最近、自分の親に対してモヤっとすることが続き、以下について客観的な意見や感想を仰ぎたくなったからです。

 

 1.0〜7歳まで

 正直あまり覚えていないのですが、両親が残してくれていたビデオを見るととても可愛がられていましたね。特に祖父母にとって初孫だったので喜びもひとしおだったと思います。オモチャやアニメのビデオをたくさん買ってもらっていました。

 しかし、4歳になって弟が生まれてからは、年上らしさやしっかり者の役割を求められて叱られることが増えました。この辺りはよく覚えていますし、よくあることだと私自身は思います。

 

 2.7歳〜11歳まで

 両親の態度が急変したのは小学校に入学してからでした。

 まず食事のマナーに対する指導が厳しくなりました。箸や食器の持ち方が違ったり、ご飯を口に含みながら喋ったり、ご飯粒1粒でも食器に残っていたりすると無言で叩かれました。

そして出てくるご飯の量が多くて残そうとすると、

「作った人に対して失礼だ!」と、強制的に口の中に運ばれました。ある時、それで気分が悪くなって吐いてしまったこともありましたが、両親は「食べ物がもったいない」と、また私を叱りました。

 

 次に学校に関することでも私はたくさん叱られました。リボン結びの練習や漢字練習の宿題、逆上がりや自転車の練習では失敗すると

「何でこんな簡単なことができないんだ!私だって暇じゃないんだ!」「学校でちゃんと勉強しているのか?酷い出来だ!」「泣いてる暇があったら練習しろ。少し叩かれたくらいで泣くんじゃない。私が子どものときは普通のことだったぞ!」

などと怒鳴られ、成功したときでも

「遅い!もっと早く・上手くできるように練習するぞ!」「こんなこと、できて当然だからな」

と、褒められることはありませんでした。

 そのため私は出来るだけ親に怒られないように、親が言い出す前に勉強を始めたり、テストで常に満点をとったりしていました。その結果、成績は優秀で5年生のときにはオール「よくできる」だったのですがその時も褒められず、「だから何?私たちにどうしてほしいの?」と両親に言われてしまいました。普段からオモチャや欲しい物は誕生日とクリスマス以外ではおねだりをしても買ってもらえなかったため、無言で立ち去りました。悔しくて腹立たしくてずっと親に隠れて泣いていたことをよく覚えています。

 そして子どもながら1番疑問に感じていた両親の挙動が体調が悪くなると怒られるというものです。当時は喘息の持病があった(現在は完治)ために風邪をよく引きました。その度に母は

「また風邪か。医療費が嵩んで仕方ない。病院に行くの嫌だな。」「家にずっと居られてイライラする。風邪をうつされるこっちの身にもなってほしい(実際にうつしたことは稀で、母は元気)。」「私だって暇じゃないんだから咳がひどいくらいで電話してくるな!自分でどうにかできるだろ!大袈裟だな!」などと怒鳴りつけたり、ネチネチと嫌味を言いました。そのように母の怒りを買うのが嫌で次第に体調を崩しても我慢し、限界まで言わないようになりました。しかしその場合には「何でもっと早く言わなかった?!うざいなあ、寝とけよ!」と怒鳴られ、ひどい時は腕を強く引かれてベッドに突き飛ばされました。

 

 その他にも色々ありました。例えば私には4歳下の弟と8歳下の弟がいるのですが、その弟たちが1人で悪さをしたときにも必ず私が怒られました。また学校であった嬉しかったこと、嫌なことを話しても「ふーん?だから何?」と流されたので段々と親のリアクションを期待しなくなりました。そして親の前では明るくて従順な良い子を演じるようになりました。演技を始めた小学4年生頃から今もずっと「死んでしまいたい、消えてしまいたい」と思うようになりました。理由は分かりませんが、それが夜も眠れなくなるほど強く感じるときと、薄っすらと感じるときを繰り返していました。

 

 3.12歳〜18歳まで

 そんな両親の態度は小学6年生のときに再び転機を迎えました。私は当時いじめを受けていました。内容はクラスの一部の女の子から悪口を言われたり、消しカスを投げられたり、バイ菌扱いをされたりしていました。しかし、私は前述のように演技をしていたために誰にも相談できず、毎日死ぬ方法ばかり考えていました。特に理由もなく涙が溢れてくる日もありました。そしてついに教室を掃除しているときに脈絡なく泣き出してしまい、先生にいじめを告白し、程なく親に伝わりました。

 その時、初めて親が私のために本気で怒ってくれました。いじめた相手とその親と私と私の父とで話をして、私が辛かったことやいじめは絶対にダメだということを相手に強く叱ってくれました。そして母は私を優しく抱きしめてくれてご馳走を作ってくれたり一緒に遊んでくれたりしました。親や先生に心配をかけたくなくて学校には通い続けていましたが、その心地よさが忘れられなくて学校をズル休みしたいほど嬉しかったです。

 しかし小学校の卒業式を終えた折に再び事件が起きます。ある日私が1年間辛かったけど無事に中学生になれて良かったと母に話すと、「あんなのはまだマシな方だ。世の中にはもっとキツいいじめをされている人もいるし、私が子どもの頃は暴力だって普通だった。あなたのはいじめというか、まだ嫌がらせレベルでしょ。大袈裟だなあ。」と言われました。私はどちらが本当の母親の顔なのか、分からなくなりました。絶句しました。また、父にも同様の話をすると「中学生になったらもっと大変なことだらけだぞ。」と釘を刺されました。私は再び両親に心を閉ざしました。

 

 中学生になると母は一切殴らなくなりました。その代わりに家でたくさんのルールを作って私を管理するようになりました。例えばゲームは1日1時間、21時以降はテレビ禁止、定期テスト1週間前からテレビもゲームも取り上げ、パソコンは一切触れてはいけない、などです。クラスの女の子たちは深夜バラエティや深夜アニメの話で盛り上がったり、ボカロやPCゲームの話をしていましたが私はついていけず、同級生の楽しそうな雰囲気を感じて想像しながら話を聞いて楽しそうにしていました。親を恨むと同時に親に逆らえない自分が大嫌いでした。育ててもらった親を嫌っている自分、友だちに上辺な対応をしている自分、この頃から自分の全てが許せなくて大嫌いになりました。ちなみに内容は変わりましたが、今も私は自分のことが好きではありません。

 親が私を褒めないことと、体調を崩すと不機嫌になることは変わりませんでした。定期テストで100点を取ったときも、国語・数学・理科・社会・英語の5教科で合計498点を取ったときもその点数の継続を求められただけでした。そして地元では有名な高校に合格したときも高校で落ちこぼれないようにと警告されただけで、お祝いは祖父母がしてくれました。

 

 高校生になると、部活などで忙しくて家にいる時間が減りました。そして両親は次第に私に対して何も言わなくなりました。褒めることも叱ることもなくなり、話には相槌か、「私だったら〜」「私の頃は〜」から始まる母の昔話・自慢話で答えてくるようになりました。個人的にはその話が大嫌いでした。理由は大体その類の話のオチが「〜だからあなたはネガティブなのよ。私にはあなたが考えてることがよく分からない云々」と私を揶揄するような嫌味で終わるためです。

 

 そして両親の言動で不信感を持つようになりました。弟たちに対しては特にルールもなく、幼い頃から暴力を振るうこともなく、誕生日以外の日にもオモチャを買い与えていました。そのため、弟たちは21時以降にゲームを始めて0時過ぎに寝ることもありましたが親は容認していました。宿題を親に言われるまでしなかったり、適当にこなしていても叱りませんでした。むしろ「初めて習うのだからできなくても仕方ない」と励ましたり、何度も丁寧に教えたりしていました。また4歳下の弟は私よりも体が弱かったのですがその度に病院に連れて行ったり、つきっきりで看病したりしていました。とにかく母は弟に怒鳴ったり叱ったりする機会が少なかったです。

 極め付けは弟たちに毎月お小遣いをあげ始めたことです。私は小学校4年生から高校を卒業するまでの間に不定期で500円もらっていました。これは初め、2か月に500円の約束だったのですが私が催促すると

守銭奴め!!お金に余裕ができたら払うつもりだったのに!うるさいなあ!」と怒鳴られました。そして何も言わずに待っていましたが、徐々にお小遣いをもらえる頻度は減っていきました。半年に500円、1年で500円……ついには中学1年生でもらったのを最後に高校1年になるまでもらえなくなりました。その後も催促をしては色々な理由(定期テスト前にお小遣いを使う機会はないからなど)をつけて断られたり、怒鳴られたりしました。そして次にもらえたのは高校3年の冬、最後のお小遣いだと言われました。それからすぐに高校を卒業してアルバイトを始め、それを報告した途端に「自分で稼げる人にお小遣いは必要がない」と言われ、お小遣い制度を打ち切られました。

 一方、4歳下の弟も小学校4年生から2か月500円のお小遣いをもらい始めました。しかし、彼が中学生になったタイミングで毎月1000円に値上げをし、父の給料日と同時に財布に入れるルーティーンになりました。そして彼が高校生になると毎月1500円に上がり、弟がお小遣いを催促すると母は支払いが遅れたことを謝罪してその日のうちに財布に入れていました。また、大学受験が終わって弟がアルバイトをするようになってもしばらくの間は「収入が少ないから仕方ない」と言って、お小遣いをあげていました。

 8歳下の弟にいたっては兄弟を平等に扱うという主張のもと、小学校3年生から毎月500円、中学生になると毎月1000円、高校生では毎月1500円の約束を取り交わしてお小遣いをもらうようになりました。8歳下の弟の場合、私がみている限りでは今のところ、一度も支払いが遅れたことはありません。

 

 高校生の私はそれらのことに怒りと疑問を覚えて親に尋ねました。するとこのような返事が返ってきました。

「時代が違えば育て方も違うし、あなたと弟のキャラクターが違うのだから当然だ。別に愛情に優劣をつけたつもりはないし、あなたの育て方は初めての子どもだったから確かに厳しかったけど、別に間違ったことはしてないと思うし、そんなに酷い育て方はしていない。世の中にはもっと自分勝手に世話する親もいる。この気持ちはあなたは親になったことがないから分からないだろうな。」

 親が言っていることは確かに間違ってはいないと私は思いました。自分が親になれば分かるかもしれないと思いました。しかし、その理屈は今も納得できていません。親への不信感は募るばかりでした。

 

 その後、私が軽い鬱になって自殺を考えるようになりました(詳細はまたいつか)。その時の両親の対応で、今の私の両親の捉え方が確立しました。

 母は私が憂鬱な感情を吐き出したり、自殺しようとするたびに私を殴りました。「殴っている私の手も痛いのだ!そんなに死にたいなら死ねばいい」と怒鳴り、私をベランダの近くまで突き飛ばしました。そしてその後は私を椅子に座らせて3〜5時間ほど説教をしました。内容は頭がうつろになっていたのでほとんど覚えていませんが、「自分の子どもに死にたいと言われた親の気持ちも分からないのか。」「私だったらそんなに考えこまないからあなたの悩みは分からない」「私も自分のことを悩む時があった。自分だけ辛いとか傲慢だ。何様のつもりだ。」「心配してくれている先生や友人に失礼だ。これ以上恥を重ねる気か。」「今まで頑張ってきたのに急に頑張れなくなることなんてない。甘えだ。鬱陶しい。」と怒鳴られました。その結果私の顔に傷ができたり、親が誤解して説教されたりもしました。私はそれを強く訴えましたが「成長のしるしだ。良かったじゃないか。」と言われました。

 そこから私は気づきました。親は私に対して絶対に謝りません。例えば弟が悪さをしたことを誤魔化して私に罪を被せたときもあり、誤解だと分かった後も私に謝罪をすることはありませんでした。自分の過ちを認めたくないのだと考えました。

 そして私は「親も偶然巡り合ったただの人間だ」という仮説を立てました。すると全てに納得がいきました。私を褒めないのはきっとその結果に嫉妬していて、失敗に対して強く叱るのは自分の時間や手間を取られるため、謝らないのは自分が恥ずかしいからと、自分が絶対に正しいと思っているからなどなど、周りにいるあまり好きではない大人の態度や振る舞いと同じであることに気づきました。弟に対して叱らないのも、弟の方が私よりも親に似ている部分が多いためだと思いました。例えば物事をはっきり言ったり、楽観的だったり、顔が祖父母に似ていたりするところです。

 その結果私は親に対して無関心・無感情になりました。親が何を言っても何をしてきても何も感じなくなりました。怒りや悲しみはおろか、尊敬や称賛も感じなくなりました。

 

 4.19歳〜現在

 大学生になると私は出来る限り家にいることを避けました。一人暮らしは資金的に困難だったことと親の猛反対もあって出来なかったためです。

 この頃から親は私を叱る代わりに嫌味や皮肉を多用するようになりました。例えば私がお菓子を食べていると父は「お前、また太ったな。なのにまだ食べるのか。お腹にぜい肉がたっぷり詰まってるな。」と言いました。また、部屋で1日読書をしたりスマホアプリで勉強したりしていると、私が何をしているかの確認もせずに「お前、今日一日なんの生産性もない生活だったな。」と言われました。一方母は私が何日も家を空けると「体調を壊しても面倒見ないぞ。」「あなたはいつも事後報告だ。なぜ私に相談してこない?」と言い、私が何かを相談すると「私は大学に行ってないから分からない・知らない。」「あなたが何を考えてるか分からない」「だから何だ?私にどうしてほしいのか分からない」と言いました。

私はそのようなデリカシーのない父親の言動や、母親のダブルスタンダード的な言動に、一時的に腹は立ちますが、特に仕返しをすることもなく、親のアドバイス通りに対応することもしませんでした。そして私は社会人になって生活が安定した暁には、親と縁を切ることを決意しました。具体的に言えば、電話番号などを全て変えて一人暮らしを始めた先も伝えず、親と音信不通にします。なぜなら親はSNSもブログも極度に嫌っているため一切見ないですし、LINEもしておらず、スマホやパソコンの使い方を私が教えているくらいの機械音痴・テクノロジー嫌いですので、追跡の心配もないと考えたためです。また親は私の子どもの顔を見ることを望んでいますが、それが叶う見込みは薄い(これもまたいつか)ですし、親の介護をすることを私は拒否したいためです。何かあれば弟がやってくれるでしょうし、親を介護をすることは自分が実子だからといって義務や使命であるとは言えないと思います。これは私に限った話ではなく、親子の形や親孝行をする・しないの話は人それぞれでいいと私は思っています。

 

 そのために私は今一生懸命稼いで、親が知らない・分からないような勉強をたくさんして家を出る準備をしています。勿論このことは親に何も話していません。このように自然とフェードアウトしていくのは仲の良くない他人へするものと同じです。

(今まで親以外の人に対して実行したことは一度もないですが。笑笑)

 

  親からこれまでの誤解や暴力を振るったこと、嫌味や皮肉を飛ばしてきたことへ謝罪がない以上はこの計画でいくつもりです。

 

 長々とした身内への宣戦布告ブログに付き合っていただきありがとうございました。笑笑

 何かご意見等がありましたらコメントいただけると幸いです!

 次はもっと明るい話を書きます。笑笑

 

追記:上手くいくかどうかは分かりませんが、まず音信不通計画の第一歩として世帯分離をする予定です。上手くできたらやり方を紹介してみようかな。